QOLをなんとかする、どうにかする。STRATEGY = PR(Public Relations)× DX × Healthcare
入退室システムを導入すれば、社員管理が簡単に行えますし、防犯面も向上しますが、むやみやたらとつけてしまうと非効率ですし、導入金額が跳ね上がってしまいます。自社のどの部分に入退室を管理したいのか、どう使ったら入退室管理システムの管理機能を最大化できるのか、というところをよく考えてみましょう。
『どこを管理するのか』
『何人くらいの利用者になるのか』
『どんな制限が必要になるのか』
『勤怠システムや監視カメラなど他のシステムと連動させたいか』
その上で『何の認証方法を使って管理するのか』を検討しましょう。
例えば、暗証番号は低コストで導入できますが、入退室した個人の特定はできません。生体認証、ICカード、ハンズフリータグであれば、個人の特定が可能です。ただし、タイプによってはコストが高かったり、タイムラグが発生しやすかったりするので注意が必要です。
また、使用する人数が多いなど、出入りの頻度の多いドアの場合、電池式のデシタルドアロックはオススメしません。ドアの開け閉め毎に電池が消耗されるため、1日10回開け閉めを行なった場合、約1年で電池交換となる設計の商品が多いからです。
出入りの頻度が多い場合は、電磁式電気錠をオススメします。
自社にあったサービスや製品や機材を選んで、初期費用や維持費などのコストとのバランスをチェックし、導入可能か決めていきましょう。
当社は、個々のリスクを多方面から検討し、セキュリティレベルを具体的に提示する事で、お客様が、検討・導入できるプラン提案から、施工・アフターサービス・運用受託(サポート)までの提供しております。
お悩みの際にはご気軽にご相談ください。
入退室システムに期待できる役割は主に以下の事項が挙げられます。
・入退室の履歴を記録
入退室管理システムがあれば、「誰が」「いつ」「入退室したか」を記録できるため、防犯対策が可能です。
・社員の勤怠管理
認証システムによっては勤怠管理システムと連動できるものもあります。社員がどのくらいの時間、会社で仕事をしているか確認できるため、社員の業務量把握などにも応用ができます。
・セキュリティ強化
入退室管理システムが導入された部屋に入るときは、ICカードや事前登録などの認証が必要です。認証された人しか入室できないため、セキュリティツールとしても役立ちます。
・機密情報の漏洩を防ぐ
社内外のすべての人における出入りを入退室管理システムで管理すれば、機密情報の漏洩や内部不正の防止が可能です。
・業務効率化とコスト削減につながる
入退室管理システムを利用すれば、入退室管理業務が効率化されるだけではなく警備員などの人件費削減が可能です。さらに、勤怠管理などと連携することにより周辺業務の効率化やコスト削減にもつながるでしょう。
入退室管理システムの認証方法は、現在「テンキー認証」「カード認証」「指紋・静脈認証」「虹彩認証」「顔認証」の5つあります。これらは認証内容も異なり、それぞれメリット・デメリットがあります。一般的にセキュリティ性が高くなると価格も高くなる傾向にあります。
出入り口に設置したテンキーに設定してある暗証番号を入力して解錠する方法です。
事前に設定した数字を組み合わせて暗証番号を用いて開錠します。
メリットは比較的導入コストが低いことです。また、鍵を持ち歩く必要がないため、鍵の管理や鍵を無くした場合の鍵交換費用も発生しません。
反面、暗証番号を盗み見られてしまう可能性や暗証番号が第三者に漏れた場合は侵入のリスクがあるため、定期的に暗証番号を変更する対策が必要です。
5つの認証方法の中ではセキュリティレベルの低い管理方法だといえるでしょう。
ICカードを認証装置(カードリーダー)にかざして、ICチップの情報を読み取り権限の有無を判定して解錠する方法です。
テンキー認証では個人を特定した入退室の履歴を記録することができませんが、ICカードでは残すことが可能です。また、価格はテンキー同様に比較的安価に導入できる傾向にあります。
ただし、利用する社員数のカード費用がかかることと、ICカードの紛失や盗難といったリスクもあり、リスクに備えた対策を講じる必要があります。
指紋認証、静脈認証はそれぞれ指の特長点を利用して認証を行う解錠方法です。
指紋認証の場合は、隆線と呼ばれる指表面の突起の特徴を読み取り、照合を行います。
静脈認証では、近赤外線を透過させて血流パターンを読み取り、照合を行います。
どちらも生体認証のため、なりすましが困難というメリットがあります。
指紋認証は、指紋を読み取るセンサーは小型で比較的安価に導入できる一方、指の乾燥や皮脂の状態によって読み取り精度に影響を及ぼすというデメリットがあります。
静脈認証は、指紋認証にくらべて偽造や複製を作成することが困難で、高度なセキュリティを実現する生体認証です。また、非接触型であるため、衛生的でもあります。ただし冬場に血流が悪くなると認証精度が落ちることや、導入コストが指紋認証よりも高価になるというデメリットがあります。
瞳孔の周りの虹彩パターンから、個人を識別する解錠方法です。
虹彩は瞳の周りにある瞳孔以外の部分を指します。虹彩は加齢や体重の増減といった変化での影響もなく、精度の高い生体認証を実現可能です。
虹彩認証は眼鏡やサングラス、コンタクトレンズ(カラーコンタクトを除く)をしていても認識が可能です。
生体認証の中で圧倒的に認識率が高く、外部環境に左右されやすい指紋・静脈認証よりもエラーが少なくなる傾向にあります。
また、非接触のため、衛生面でシビアな食品工場や工場のクリーンルーム等でも活用されています。
デメリットとしては認証する際の認証機との距離感が掴みにくく運用方法を工夫する必要があります。
価格は一般的に高価な傾向にあります。
個人の目・鼻・口の位置や輪郭、大きさの情報などを基に本人認証を行う解錠方法です。
顔を認識するだけではなく、個人を識別して本人認証を行えるのが顔認証の大きな特徴です。なりすましが不可能に近く、高いセキュリティレベルを維持できます。近年ではマスクをしたままでも本人確認ができる精度の高い顔認証システムも登場しています。
顔認証は認証速度が非常に速く、同時に複数人の認証も可能です。そのため大勢の人が出入りする、オフィスの出入り口や商業施設・イベントで利用されることが多いです。
近年では低価格化が進んで導入しやすくなってきましたが、認証システムが認知できる幅が機種によって異なるため、安価なものが良いとが一概にはいえません。機種によっては光量などの環境の変化・髪型やメガネ、マスクなど見た目の変化により認証できない場合があります。
入退室管理について、問い合わせの多い質問をまとめました。
1.お問い合わせ
まずは、電話にてお気軽にお問い合わせください。
2.ヒアリングとご提案
認証方法や人数等、人的オペレーションのご要望をお伺いして、希望に沿ったシステムをご提案します。
3.現地調査・お見積り
現地調査をさせていただき、システムが見合っているか、取り付け可能かなどを確認します。
電子錠やゲートの組み合わせなども現場を見させていただき、打合せさせてください。
上記を踏まえ、詳細見積もりを作成いたします。
内容や金額をご確認の上、ご承諾下さりましたら、導入希望のに日時を決めて発注ください。
4.ご希望の日時に設置
指定されました日時で設置と調整を行います。システムは導入日よりご利用頂けます。
入退室管理システムは、導入時に初期費用として機器と設置工事代金がかかります。
更に、入退室管理システムの保守や利用料が月額ないし年額発生します。
導入時における実際の金額は、導入規模や認証方法によって大きく異なります。
認証方法の中でも安価なテンキー認証と、高価な虹彩認証を比べると、機種にもよりますが50万程度の金額の開きがあります。
そこに、設置する扉の戸数やICカードの場合、利用する社員数でも金額が変動します。
そのため、希望をヒアリングをさせていただき、実際の導入金額は現地調査をさせていただいてからお見積もりを作成いたします。
まずは、お電話にてお気軽にご相談ください。