QOLをなんとかする、どうにかする。STRATEGY = PR(Public Relations)× DX × Healthcare
10年前とあまり進歩がないのではないかと思うぐらいです。
指紋認証はクレームが多い。とにかく多い。
実際、玄関ドアにつけた場合、商品のメーカーでの交換対応はけっこう多いです。
自分が見てきただけでいろいろあるが、防犯ブームの頃は、イスラエルから、韓国、中国、アメリカ、ヨーロッパといろいろなところから指紋認証のシステムがきたものです。
メーカーは、発表するんですよ。
でも現実は売りたくない。それはクレームが多いから。現実対応するのはわたしたちだけどね。
むかしは、大企業だってだしてたんですよ。指紋認証システム。
でも、玄関ドアにすすめない理由、なぜだかわかりますか。かんたんです。
これにつきます。ほんと反応しないんだ。玄関ドアでうんともすんとも言わないんですよ。
「ピッ」
と認証しているのにエラーで動かない。しまいには不正を防ぐためロックがかかる。
自分が、玄関ドア工事して取り付けた時だってそうですよ。
取り付け完了→テスト→「ピっ」→開かない。
最悪です。
もう一度→テスト→「ピっ」→開かない。
玄関ドアの調整が必要か?それとも、基盤の問題か。
昔なんか、「は〜」と指に息を吹きかけてみるわけですわ。
そうすると、開いた。
でもここからが問題なんです。
だいたい、10年前なんかいうとですね、お医者さんが指紋認証が好きなんですよ。
いわゆる金持ち。
お客さんによっては、玄関ドア、自分の部屋、診療室、そして金庫、すべて指紋認証ですよ、金持ち。
これってだいたいお医者さんなわけです。
で、ですね。子供がだいたい3人ぐらいいらっしゃって、設定するのに帰りを待つわけですわ。
そうすると、だいたい、3番目の子が開かないんですね、玄関ドア。
そしてですね、次の強敵が奥さんなんです。
登録できないんですわ、これまた玄関ドア。
「もうちょっと強く押すようにしてもらえますか。」
なんとか、そこでは登録できるんですよ。
しかし、1ヶ月点検。
「奥さん、いかがですか。」
「使ってるのは先生だけね。いいんじゃない。自己満で。」
ってなことになるわけですよ。
「どうやって、玄関ドア開けてるですか?」
「やっぱり鍵よ、鍵。こんどカードにでもしようかしら。」
さすが、金持ち。次、考えてるよ。
ほんとうに指紋認証、女性にはオススメしづらい。
指紋が薄い方が多いというのと、あと水洗いが多いですからね。
そもそも指紋がないという人もいるんですよ。(警察だって困る)
さっきの「強く押してください。」指紋が薄いから。そもそも、登録の時に薄い人は、使用する時に反応しないのは当たり前です。
メーカーも色々考えているんでしょうけど、これはきつい。普段あまり使わない小指を登録。本当にきついんです。
またですね、ネイルが長い女性。
指紋認証の機械に指が入りません。
玄関ドアの前の問題です。
冗談のようで、冗談じゃない。ネイルと鍵どっちが大事ですか?ネイルといわれておしまいです。
これも難敵です。
小さい子だと、そもそも指の面積が少ない。反応しない。
登録した指、成長する。大きさ変わる。
登録しなおしということですよ。
そして、怪我をする。
これでもかってぐらいですね。左の中指と右の人差し指を登録。ドッヂボールで怪我。
小指はないだろうと、変更。まさかの小指骨折。
こんなことがあることを想定してメーカーも玄関ドアも進化していくのですが、
メーカーだって考えてないわけではないんですよ、玄関ドアのことを。
しっかり、とにかく登録数だってそれなりにある。例えば、
100指を登録可能。両手やったって10人大丈夫ということです。
でもね、ホームページとか見てください。下の方にですね、
[surfing_su_note_ex note_color=”#dfe0fe”]
指紋を含むS-51Cの機能は-0℃以下の地域で正常に作動しない場合があります。また、指紋状態(乾燥・ほこり・湿った指など)・温度・季節など諸事により、指紋での解錠ができない場合がございます。その際には、暗証番号・非常キー機能にて解錠してください。[/surfing_su_note_ex]
と書いてあるわけですよ。
成長に対応する方法だって考えるわけですよ。角度だって、
機能性
指の置き方に多少のズレが生じても認証可能な高性能の認証力。指を置いて左右、45°ぐらいまでの範囲でも認証します。※注指の腹部分(指紋の中心部)が中央のセンサーに入っていないと指紋の読み取りができない場合がもあります。
機能性
成長アルゴイズム機能を搭載。お子様が成長すると指の大きさ、指紋が変化しますが、使用する毎にその微妙な特徴の変化を更新記録していくので、改めて指紋の再登録を行う必要はありません。※注 指紋に傷が生じてしまった場合は再登録、必要です
機能性
指紋認証の読み取りミスによるいたずら防止機能付き。指紋認証の読み取りを3回連続で失敗すると30秒間使用不可能となりいたずらに操作されるのを防ぎます
すばらしいじゃないですか、しかし、下の方にさりげなく。
※指紋を登録できない方は、キーをご使用ください
想像してみてください。もし冬や、雨の時、鍵が開かなくて中に入れないことを。
腹たちますよね。
だから、とりつけたわたしに電話がくるわけですよ。
「あかないだけど」
そして、わたしはメーカーにクレームをいうわけですよ。
これが玄関ドアと指紋認証の一連の流れ。
メーカーだって考えないわけではありません。
指紋認証がダメなら、指の静脈認証なんて使って、精度をあげようとするわけですわ。
でもね、いくら金持ちと言ったって、玄関ドアですよ。コストが合わない。
なんで、困難になるんだと思うでしょう。これは簡単です。
ということです。玄関の鍵に、ゴミがはいってるのって知ってますか?
いたずらじゃなくても、わずかなホコリが、ついているんです。
指紋認証する前、あなたは手を洗ってますか?
外からの帰りですよ。帰って、家にはいってから手を洗うでしょ。つまり指紋認証は汚れたまま。
ということは、常にメンテナンスが必要なわけですよ。
映画とかでみるじゃないですか。
指紋認証。研究所とかも、必ず外じゃありません。室内。当たり前です。
指紋認証お願いされたんです。設置。外に。
入退出管理と、出勤管理ができるやつ。
わたしは、やめたほうがいいって言ったんですよ。
それでも、頼まれたからつけたわけですわ。
何が起きたか。
遅刻続出。
指紋認証の前に行列です。